本作は、日本軍「慰安婦」被害者である金福童さんの人生を描いた作品です。
日本軍の性奴隷とされた金福童さんが1992年の名乗り出以降、問題の解決を訴えながら出会いを重ね、社会の不条理に苦しむ人々を励まし、手を取ってともに歩む姿が描かれています。2019年1月、金福童さんが亡くなられ、その生を多くの人に知ってもらおうとドキュメンタリー映画「金福童」が製作されました。私たちはこの映画をぜひ多くの日本の皆さんにも見てほしいと考え、全国各地での上映を進めています。金福童さんの生き方に共感し、感動した、勇気と希望をもらったという多くの声が届いています。
監督:宋元根 (ソン・ウォングン)| 制作年:2019年 |制作会社:ニュースタパ |上映時間:101分
その死を悼んで「女性人権運動家・金福童市民葬」には6千人が集まった。
人々はなぜそれほどまでに彼女を慕い、敬い、その死を惜しんだのか。
その理由が今、明かされる。
日本軍性奴隷の被害を乗り越えて、人々に平和と希望の尊さを訴え続けた金福童。
韓国映画『金福童』は、その闘いの軌跡だ。
14歳で連行され、中国、シンガポール、インドネシア等の戦場を連れ回された。1992年、周囲の反対を押し切って名乗り出た。2010年より、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)のシェルター「平和のウリチプ(我が家)」で暮らして以降、その発言と行動力で人権活動家と呼ばれた。2012年3月8日、国際女性デーに吉元玉(キル・ウォノク)ハルモニとともに「ナビ(蝶)基金」を設立。コンゴ、ウガンダ、ナイジェリア、シリアなどの紛争地で性暴力被害に苦しむ女性や、ベトナム戦争の時、韓国軍による性暴力被害に遭った女性たちを支援。2015年の「日韓合意」には、「お金で歴史を売った」と抗議し、政府を提訴するなど先頭で闘う。病に苦しみながらも、朝鮮学校の子どもたちを支援しようと「金福童の希望」基金を設立し、亡くなられる直前まで日本を訪れ子どもたちの羽ばたきを励ました。
全国行動は、映画「金福童」の自主上映を広げるため、韓国の配給会社(株)イェンナフィルムへの取り次ぎや広報のお手伝いをさせていただきます。みなさまの地域やグループ等で上映会を希望される場合は以下にご連絡、ご相談ください。
お問い合わせはこちらまで:i_zenkokukoudou@yahoo.co.jp